8/30の金スマでは「倍返し企画」ということで「半沢直樹」の世界はリアルなのか?ということで実際の銀行内や元銀行マンにインタビューしたりして、リアル「半沢直樹」の世界に潜入取材していました。
さすがTBSの番組、「半沢直樹」効果に乗っからない手はないですよね。
「半沢直樹」の高視聴率にしっかり乗っかった企画で、8/30(金)の金スマで「倍返し企画」と名打って
銀行の裏側に潜入し、”半沢直樹の世界はリアルなのか?”を検証!
金スマでは「大垣共立銀行」が取材に応じてくれてました。
銀行の裏側に潜入した結果わかった「リアル半沢直樹」の実態は?
◎実際の銀行の金庫の中にはあまりお金を置いてない
「半沢直樹」の第6話では東京中央銀行の京橋支店にて
かなり頑丈なセキュリティの金庫を開けて荷物を取り出すスリルあるシーンがありましたね。
実際の銀行でもセキュリティはかなり厳重でしたね。
個人のIDカードでまず鍵が入っているところを開けるが
支店長たりとも絶対一人だけでは鍵を持ち出せないように持ち出す時には
他一名のIDカードを通さないと持ち出さないなど簡単には一人で持ち出せないよになっている。
そして金庫の中を見せてくれた銀行には数万のお金しか入ってなかったですね。
実際の取引額は億単位でも最近は電子決済や振込みが多いので現金取り扱い自体が少ないので
普段銀行の金庫の中には大きな現金取引がある時以外は大金は入っていないようです。
◎リアルバンカーは2~3年のスパンで転勤する。
左遷・出向でないにしろ通常銀行マンは同じ支店にずっと勤務するということは少なく
2~3年のスパンで他店へ転勤するようだ。
これはもし不正などがあった場合ずっと同じ支店にいる場合わからないことがあるから。
不正防止のためでもある。
オレたち花のバブル組 [ 池井戸潤 ]
◎リアル裁量臨店はかなりすごく本店の検査官はこわい!
・裁量臨店とは?
本店から支店への検査。
銀行本店が各支店の融資判断が適当であったかどうかのチェックのために支店を訪問すること。
いわゆる内部監査のために訪問することが「裁量臨店」
通常は一週間程度の準備期間が設けられるそうだ。
実際の現在の銀行マンにはリアルな内容は聞くことが厳しいようで
元銀行マンがリアル半沢直樹の世界を語ってくれていました。
リアルな銀行の世界でも「裁量臨店」は銀行により呼び名は違うようだが実際行われてて
現金の取り扱いなどはかなり厳しく追及されるようである。
頻度は年に一回で開店準備前に検査され同じ銀行マンと思えないような怖さだそう。
・評価は減点方式
現金が落ちていたりするとかなり厳しく言われ減点方式で評価されるらしい。
出来て当たり前なので加点方式ではなく、マイナス(減点)方式。
引き出しに自分の現金が入れてあったりすると厳しく追求される。
お客さんのお金と混ざっては大変なことなので自分のお金は引き出しなどには絶対入れてはいけないそうだ。
支店長から検査官になっている人が多いそうで
支店に来ると俺だってまだ現役支店長でいけるんだぞ!みたいな
嫉妬心から厳しくなるのではないか?という個人的に言ってる人もいました。
本店からの「裁量臨店」は一週間ほども続く。
◎ミスに対する処分もかなり重い処分。
「お金」は「危険物」、「危険物取り扱い業者」と考えてもよいと言う銀行マンもいる。
実の兄から預かったお金を3日間持ったままだったことから
預かり日と口座開設日の違いが3日間の間に私服した可能性もありうるという事により
それが大きなミスとなり退職勧告を受けたそうだ。
◎回収方法には「にっこり笑ってこんにちわ」だけ言う方法もある?
返済してもらえないお金をただ「返せ!返せ!」と返済の要求をするだけでなく
ただ「にっこり笑ってこんにちわ」とだけ2年言い続けた銀行マン。
それを続けたことで全額借金の返済を自らしてもらった。
返済をせまらず債務者の愚痴を親身に聞いただけ
厳しく取り立てるだけが融資回収のコツではないようだ。
◎勘定が合わない場合は「違算」といい合うまで帰れない。
銀行は3時で閉店だが、その後勘定の締め上げ作業があり、勘定が合わなければ「違算」といい
1円でも合わない場合は合うまで帰れない。
合うまでカルタ取りと言われるような伝票との照らし合わせなどがあり1枚1枚チェックし
勘定が合う「ご明算」となるまで何時まででも帰ることが出来ない。
◎休眠預金は回収出来る?
「休眠預金」というのは通帳に残ったまま長年出し入れされずに放置されている預金の事。
年間1200万口座、850億円の休眠口座がる。
商法522条で、最後の入金から5年経つと預金を引き出す権利がなくなる。
全国銀行協会のルールで期限を10年経つと銀行のものになるとした。
通帳と印鑑があれば10年過ぎても払い戻してもらえるそう。
実は中居くんに実際「休眠預金」があると告白!
19歳の時に何百万か預金した「国民銀行」という銀行が経営破綻したらしい。
その定期預金の証書はあるが印鑑は紛失しているらしい。
現在その「国民銀行」は八千代銀行に譲渡されているらしいが、
実際その中居くんの定期預金は中居くんの手元に戻ってくるのか?
戻ってこなければ、中居くん「国民銀行」に倍返しだそうだ!
>>国民銀行破たんの経緯などについてはこちら